経路リンパマッサージで老廃物を排泄して、即効スリムになろう!
体内の循環が悪くなって起こる「むくみ」や「こり」が慢性化すると、体がたるみ、締まりのない状態になってしまいます。経路リンパマッサージはそんなときに効果があります。
経路という体のエネルギ-の流れと、老廃物を排泄するリンパの流れを同時に促して、むくみやこりを即効解消して、すっきりボディが手に入ります。
基本のマッサージのしかた
経路リンパマッサージは「押す」「もむ」「さする」「たたく」4つの手法を、それぞれの部位や目的に合わせて使い分けます。力の入れぐあいは「気持ちいい」と感じる程度でOKです。
強い力を入れる必要はありません。
入浴後など体が温まっているときに、好みのマッサージオイルやジェルで手のすべりをよくしてから行うとさらに効果がアップします。
基本の4つの手法 |
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両手の親指の腹を当て、自分の体重をのせながら5秒かけてゆっくりと押したら、そのまま5秒間静止し、5秒かけてゆっくりと戻します。リンパの流れや血流を促進するため、むくみや冷えの解消に効果があります。 |
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手のひらを密着させて、気持ちいいと感じる程度に圧力を加えながら、手のひら全体を肌の上ですべらせるようにさすります。皮膚への刺激が新陳代謝を促し、リンパの流れや血流アップになります。 |
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手のひらを少しくぼませて、やさしくたたきます。腕以外の場所は、左右の手を交互に動かして。ポンポンと軽く心地よい音が出るくらいがちょうどよい強さ。血行を促進して、体を引き締める効果があります。 |
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マッサージする部位を両手でつかみ、タオルを絞るようにしながら、それぞれの手を反対方向に動かしてもみます。脚やおなかなど、とくに皮下脂肪の多い部位の筋肉を刺激するのに効果的です。 |
上手な力の入れ方 |
適度な力でマッサージをするには、自分の体重を上手に利用するのがコツです。 たとえば脚をさすり上げるときは、まず手を脚に当てて上体を前に倒します。 そのまま静かに体重をかけ、ゆっくりと上体を起こしていくと、適度な圧力を加えることができます。 また、手はそのままで脚のほうを動かすのも有効な方法です。 マッサージに全身のストレッチがプラスされて体内の循環がよくなり、引き締め効果がさらにアップします。 |
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たるんだ二の腕をキュッと引き締める
二の腕がたるむ大きな原因は、筋肉が細くなり、皮膚にハリがなくなること。
内側が柔らかくてつかみやすい人は要注意です。
マッサージで血行を促すと同時に筋肉を刺激してたるみを減らし、ハリのある引き締まった二の腕をめざしましょう。
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①腕全体をつかんでもむ手で腕をつかむようにして、手首からわきまで、腕の内側と外側をまんべんなくもむ。反対側の腕も同様に。 |
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②腕の内側と外側をさする手のひらを手首の内側に当て、わきの↓に向かって腕の内側をさすり上げる(①)。次に腕の外側を手首から肩に向かってさすり上げる(②)。反対側の腕も同様に。 |
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③二の腕をさする手のひらをひじに当て、肩に向かって二の腕の外側をさすり上げる。次に二の腕の内側をひじから脇に向かってさする上げる。反対側の腕も同様に。 ●左右各30秒間(内側と外側各15秒ずつ) |
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④二の腕全体をたたく手のひらをくぼませて、二の腕全体をまんべんなくたたく、反対側の腕も同様に。 ●左右各30秒間 |
むくんだ脚をスラリとさせる
ふくらはぎと足首は、むくみによって太くなりやすい部分。
マッサージでリンパの流れを促してむくみを摂ると、ほっそりと引き締まります。
また、太ももは運動不足でたるんだり、冷えて脂肪がつきやすくなりがち。脚全体をスラリとさせましょう。
※脚のマッサージは、椅子に座って行ってもかまいません。
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①アキレス腱の両側面を親指で押す足首をカラダに引き寄せ、アキレス腱の内側のくぼんだ部分に両手の親指を当てて、ゆっくりと押す。 位置を少しずつ上にずらしながら、ふくらはぎの中ほどまで押す。脚の外側のくぼんだ部分も、ふくらはぎの中ほどまで押す。反対側の脚も同様に行う。 |
②ふくらはぎをさすり上げる両手のひらを足首の後ろ側に当てて、手を交互に動かしながら、ふくらはぎをひざの裏までさすり上げる。 ●左右各30秒間 |
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③ふくらはぎをもむ脚を開いてふくらはぎを体に引き寄せ、足首に両手のひらを当ててつかむ。 ●左右各1分間 |
④太ももをさする内ももに手のひらを当て、ひざの内側から脚のつけ根に向けて、両手を交互に動かしながらさすり上げる。 ●左右各1分間(内側と外側各30秒ずつ) |
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⑤太ももをもむ両手のひらを内ももに当ててつかむ。それぞれの手をタオルを絞るように反対方向に動かしながら、ひざの内側から脚のつけ根まで、内もも全体をもみほぐす。 ●左右各1分間(内側と外側各30秒ずつ) |
⑥ふくらはぎ~太ももをたたく手のひらをくぼませて、両手を左右交互に動かし、ふくらはぎから太もも全体をたたく。 ●左右各30秒間 |
ムチムチの背中とおしりをほっそりさせる
背中や腰は慢性的なこりやリンパの滞りによって、意外にぜい肉がつきやすいところ。
またヒップは、運動不足や冷えによってたるみやすくなります。
マッサージで血液の循環をよくしてこりを緩和し、さらに体を温めてリンパの流れを促進。老廃物をすっくり排泄して、引き締まったヒップと、肩甲骨が美しいすっきりしたバックラインをつくりましょう。
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①背中~腰をもむ両手で背中の肉をつかむようにして、肩甲骨の下からウエスト、さらに腰骨のあたりまでを全他的にもみほぐす。 ●2分間 |
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②背中をさする上体を少し前に倒し、肩甲骨の下あたりに両手のひらを当てる。 ●1分間 |
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③ヒップ全体をさする腰の中央に両手のひらを当ててしっかりと密着させ、おしりの丸みに合わせてヒップラインに円を描くようにしてさする。 ●1分間 |
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④ヒップラインに沿ってさすり上げるヒップの下側nい両手のひらを当てて、ヒップラインの丸みに沿って持ち上げるようにして腰までさすり上げる。 ●30秒間 |
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⑤太ももの裏~ヒップをさすり上げる上体を少し前に倒して太ももの裏側に手のひらを当てて、上体をゆっくり起こしながら太ももから腰に向けてヒップをさすり上げる。左右交互に行う。 ●1分間 |
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⑥おなかを手のひらでさする背中のこりやむくみは内臓の不調で起こる場合も多く、おなかのマッサージもあわせて行うと効果的。みぞおちに手のひらを当てて、両手を交互に動かしながら、そけい部までおなかの中心を上から下にさする①。次におへその下あたりに両手のひらを重ねて当て、おなか全体を時計まわりに円を描くようにさする②。 ●1分間 |
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⑦背中~腰、ヒップまで全体をたたく上体を少し前に倒し、手のひらをくぼませて、背中から腰、ヒップまでを全体的にたたく。両手でやりにくい場合は、片手ずつ行ってもOK。 ●3分間 |
肩から胸のラインをすっきりさせる
首や肩に厚みがあるのは、じつはひとは首や肩のこりやむくみが原因の場合が多いもの。マッサージでこりを改善することで、細い首と美しい鎖骨を取り戻せます。バストのたるみやわきのぜい肉も気になるポイント。首から鎖骨やわきのリンパの流れを促進してむくみを改善し、たるみを引き締めてりハリのある胸もとをめざしましょう。
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①首の側面を押す手のひらを首の側面に当て、頭を首の方へゆっくり傾けて、頭の重みを利用して首を刺激する。反対方向も同様に行う。 ●左右各30秒間 |
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②首の側面をさする右手のひらを左耳の下に当て、右の鎖骨に向けて斜め下方向にさする。次に左手で同様に右耳の下から左の鎖骨までさする。この要領で左右の手を交互に動かし、首の側面をさする。 ●1分間 |
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③首の全面をさする首の全面をつかむように手を当て、左右の手を交互に動かし、あご下から鎖骨に向けてさする。 ●1分間 |
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④鎖骨の上下をさする右手を左側の鎖骨に当て、肩先から中央に向けて、親指以外4本の指で鎖骨をさする。反対側の鎖骨も同様にさする。 ●左右各30秒間 |
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⑤バストライン~わきをさするバストの下に親指以外4本の指を当て、バストラインに沿ってわき下までさする。反対側のバストラインも同様にさする。 ●左右各30秒間 |
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⑥首とデコルテをたたく親指以外4本の指で、左右の手を交互に動かして、首とデコルテ全体をまんべんなくたたく。 ●1分間 |
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⑦バストをたたく手のひらを少しくぼませ、下から上に向けてバスト全体をやさしくたたく。反対側のバストも同様にたたく。 ●左右各30秒間 |