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経血って、何でできてるの?

経血の50~60%はサラサラとした血液ですが、残りははがれ落ちた子宮内膜や、頸官の分泌物など。経血が少し粘りけがあるように感じるのは、そのためです。

Q9.経血の色がときどき茶色っぽくなりますが、心配ないですか?

A9.経血の色や量は、生理中に変化していくのが普通です。
下のグラフのように、通常、最初は赤かった経血の色は、日数がたつにつれ茶色っぽく変わっていきます。
経血の量は、体の成熟とともに増えていきますが、昼間も夜用ナプキンが必要なくらい量が多いなら、病気が潜んでいる可能性があるので婦人科に受診して。

Q10. 3日目くらいで経血が止まってしまうのが心配です。

A10.鮮血が2日間続けば大丈夫。
通常、生理期間は3日から7日といわれていますが、やはり個人差が大きいもの。もともと3日くらいで経血が止まってしまう人でも、鮮血の期間が2日あれば心配ありません。また、ストレスや生活の乱れから一時的に経血が出る期間が短くなることも。ただし、鮮血が1日以下の生理が続く場合は、一度婦人科を受診しましょう。 なお、更年期が近づくと経血の量が減り、もともと5日あった生理期間が4日、3日と短くなる傾向に。
 
Q11. 生理の終わりごろになると、経血のニオイがきつくなるのはおかしなこと?
 
A11.酸化するため、さびた鉄のようなニオイになることがあります。
生理期間中、膣にたまった経血が酸化し、終わりごろになるとさびた鉄のようなニオイになりことがあります。これは自然なことなので、心配しなくても大丈夫。また、経血量が少なくなる生理後半には、ナプキンを長時間使いっぱなしになりがちですが、これもニオイの原因に。こまめに取り替えるようにすれば 、ニオイも気にならなくなります。
 
Q12. 10日くらいだらだらと出血が続くのですが、どこか悪いの?
 
A12.ホルモンバランスの乱れや、病気の可能性もあります。
 
ホルモンのバランスが」乱れると子宮内膜がうまくはがれ落ちないため、生理開始から7日以上たってもだらだらと出血が続くこともあります。また、子宮頸管ポリープや子宮内膜症などの病気(下参照)が隠れている場合も、同様の症状が出ることも。だらだら出血が生理のたびに続くようなら、婦人科に受診しましょう。
 

経血の異常に潜む病気

量が多い

子宮内膜症
子宮の内側をおおう子宮内膜が別の場所で増殖してしまう病気。子宮以外にできた内膜も、生理のたびに同じように増殖と剥離を繰り返しますが、血液の出口がないため、その場にたまって血腫をつくり、これが毎回破れて痛みの原因に。そのほか、経血の量が多い、経血にレバー状のものが交じる、などの症状も。
 
子宮頸管ポリープ 
子宮下部の細い頸管部分の粘膜にポリープができた状態。このポリープは充血しやすく出血しやすいため、生理後も出血が続いて量が増えた、生理期間が長くなったと感じます。また、生理と生理の間に出血し、生理と勘違いすることも。
 
子宮嚢腫
卵巣にできる良性のしこりのこと。このしこりによって卵巣の機能が低下することがあり、経血量が減ったり、生理周期が短くなったりします。嚢腫が大きくなると生理時に子宮を圧迫して生理痛がひどくなったり、下腹部がつれる感じや排便痛があります。
 
流産
ふだんより出血量が多く期間も長い場合は、知らないうちに妊娠し、流産している可能性が、下腹部痛が強かったり、いつまでも出血が止まらない場合は胎盤の一部などが子宮内に残っていることもあります。妊娠、流産の心当たりがあれば、すぐに婦人科に受診して。 
 
量が少ない
 
 
卵巣機能不全
ホルモンバランスの乱れや冷えなどの原因で、卵巣の機能が低下した状態。経血量が少なくなったり、周期が乱れます。
 
無排卵月経
排卵のない月経のことで、頻発月経の原因となる。原因は不明だが、排卵することができずに成熟した卵胞がそのまま老化して起こると考えられる。
 
甲状腺機能障害
甲状腺は、新陳代謝を促すホルモンなどを分泌する器官。甲状腺の機能が低下すると、女性ホルモンの分泌に影響し、経血の量が少なくなったり周期が乱れたりします。
 
子宮膣部びらん 
「びらん」とは、医学用語で「ただれ」のこと。成熟した女性の8~9 割の子宮にみられるごく普通の状態ですが、びらん部分が出血したり炎症を起こしたりすると不正出血となり、量が少ない生理がきたと勘違いすることも。
 
(おりもの)って、何?
おりものは、子宮粘膜や膣粘膜からの分泌液など、さまざまな分泌液が混じり合ったものです。
その役目は、目を守っている涙と同様に、雑菌が膣内に入り込むのを防ぐこと。膣口まわりに雑菌が増えたり、セックスをしたあとはおりものが増える傾向があります。
Q13.おりものの色が黄色いことがあるのが心配・・・・。

A13.おりものの色は生理サイクルによって白や黄色に変化します。
 
汗かきの人とそうでない人がいるように、おりものの量やニオイにはかなり個人差があります。
おりものは女性ホルモンと深くかかわりがあり、通常、下のグラフのように生理周期によって量やニオイが変化していきます。排卵前の3~4日は、精子を卵子のもとに導くためにおりものの量が増え、透明でどろっとした状態に。排卵後や生理前は白濁またはクリーム色ののりのような状態になり、下着につくと黄色っぽく見えます。
おりものの量

Q14.おりものにポロポロししたカステージチーズ状のものが交じるのですが・・・・。

A14.性感染症の疑いがあります。
 
おりものの状態や変化で、STD(性感染症)に感染しているかどうかがわかります。おりものに白い豆腐状やカステージチーズ状のものが混ざり、膣内がかゆくなるのはカンジタ膣炎のおそれが。ほかにも細かい泡が交じる、緑色のうみのようなものが出るなどの異常があったり、悪臭がある、かゆみを伴うなどの場合は、すぐにパートナーといっしょに検査・治療をしましょう。
 

おりもの異常に潜む病気

淋病 クラミジア膣炎 トリコモナス膣炎 カンジタ膣炎

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